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2017.04.13

立川流に不穏な動き

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高座へ出てきた立川生志は、懐から週刊新潮を取り出し、こんな記事が載っていると話し出す。
横浜にぎわい座、4月の立川生志落語会(ひとりブタじゃん)へ家人と行く。客席は8分の入り。週刊誌の見出しは<落語‘立川流’にお家騒動? 談志逝って
6年>と。

『今年は七回忌ということになるわけだが、ここへきて立川談志の一門に不穏な空気が流れているという。弟子
4人(志の輔、談春、生志、雲水)による『傳志会(でんしかい)』という新しい落語会が331日に開催されたることになり、チケットは数分で売り切れる人気。
このうちの
3人が国立演芸場で毎年5月末に開催される一門会『立川流落語会』に出ないとわかった。ネットでもお家騒動、なんて騒がれたほど。一門会に出ないのは志の輔、談春、生志の3人。立川流きっての売れっ子たちである。家元の芸を伝承していく決意にも読み取れる「傳志会」を立ち上げながら、一門会に出ないとは? 
一門会は毎年
5月末の週末が恒例だ。空けておくことも出来るはず。‘一門会の仕切りに嫌気がさしてきたと聞きます’(事情通)‘家元制度も今はないし、師匠自身が亡き後は勝手にしろ!といってましたから。みんな一人でやっていけるように育てられている。落語立川流は法人化を狙うわけでもないし、緩~く一緒にいるだけ’(事情通)』

これに生志はコメント。『出演スケジュールは入ってきた順に埋めていくので、たまたま一門会に出ないだけ。談志が生きているときは、弟子から師匠に月謝(上納金)を納めていたが、今はそれもなく各人が独立して活動している。だから不穏な動きでも何でもないと』

週刊新潮を背後におきながら、「寝床」と「百年目」の2席を聞かせる。
「寝床」義太夫好き大家の旦那が、嫌がる店の手代や長屋の店子へ義太夫を聞かせようとする。何故か丁稚の定吉だけ一人が泣いているは、義太夫に感動してなのか。
「百年目」大店の番頭は、奉公人に口やかましい。夜遊んでこようものなら、小言の嵐。ある日、番頭は隅田川の花見で泥酔、ばったり大旦那に会ってしまう。首だとびくびくしていたが、日頃の真面目な仕事ぶりに、逆に暖簾分けまでしてくれると。

生志は、相変わらずたっぷり時間をとって、古典をじっくりと聞かせる。週刊誌に「~一門会に出ないのは志の輔、談春、生志の
3人。立川流きっての売れっ子たちである。~」と書かれているのを、俺はそんな売れっ子じゃないよというように、恥ずかしそうに、照れくさそうに紹介していた。たしかに志の輔、談春はTVに良く出ていて、独演会もチケットはすぐ売り切れの人気者。

いいのだよ、生志、高座でじっくり聞かせる芸を磨けば、本当の客はついてくるよ。また次回の6月に聞きに来るよ。

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Comments

志の輔は、ほんとに上手いですね。題名は忘れましたが、死神に取りつかれた男が、ろうそくの火が消えると自分の命も消えると死神に言われるが、最後に自分でろうそくの火を吹き消してしまう話を聞いて、いっぺんで志の輔ファンになってしまいました。

その話は確か「死神」だったと思います。一人で何役も
こなして、新しい世界を見せてくれる落語は、映画にも
負けない良さがありますよね。せっせと贔屓の生志独
演会へ足を運びます。

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