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2017.03.29

多摩川の桜

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テニス仲間とのゲームの休み時間には、いつも仲間との雑談を楽しみにしている。

『サッカーのロシア
W杯のアジア予選を見た?サムライジャパンが難敵UAEに、アウェで快勝したね。UAEは、先日、王様が来日したが、1000人のお付きを従えて、飛行機の自動タラップを持ち込んで来るほどの、産油国お金持ち国。サッカーにお金を掛けているから、強いんだよね』と、K氏に話しかける。
K氏は『いや、先日来日したのは、サウジアラビアの王様。UAE(アラブ首長国連邦)とは別の国だよ』と、間違えを正してくれる。
定例の週一回のテニスを潮田テニスコートでやっている時で、また『ちかぢか桜でも観に行きましょうか』と話しかけると、
K氏は『いいねえ、多摩川の土手の桜はきれいですよ。』と答える。

K氏は、7人のテニス仲間の世話役で、コートの予約、ボールの手配、雨で中止の判断などをお願いしている。テニスを終えた後は、K氏は『来週は、入船です』と、おいぼれた7人のジジ、ババが、次週の場所を間違えないようと念を押してくれた。

その2日後、娘さんから父上(
K氏)が大動脈破裂で急死したと訃報のメール。
まず信じられないと、そして驚愕、そして人は簡単にアッアサリ、死んじゃうんだあ~と、そして、じわあっと寂しさがやってくる。
鎌倉時代の鴨長明の「方丈記」の‘無常’の一節が浮かんでくる。「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。~」(流れゆく河の水の流れは絶えて無くなることがないが、それでいて、流れる水の一つ一つは同じ水ではない。人を始めとして万物は常に変化し続け、変わらないものはない。~)


K氏との 1か月ほど前のやり取りで、K氏は『今年は、良い年ではないんだよね』と言うので、『そんな1年間も悪い年は続かないですよ』と慰めたのだが、まさか現実になるとは思いもよらなかった。
葬儀でのお別れで、未亡人の奥様へお悔やみを述べながら、『歳の順から言えば、とうに先に逝くのは私なのだが~』と申し上げる。
もうすぐ横浜も桜が満開になる。今年の多摩川の桜を一緒に観ることが出来ない。残されたジジイは、残り少ない人生を、せいぜい、やれることはやっておかなけりゃあ~と。

 

2017.03.26

サントリーの角瓶

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横浜野毛の飲み屋街を、いとこに、導かれてふらふらと歩き、小さなバーのドアを開ける。

カウンターと丸テーブル席があって、
10人ほどで一杯になりそうな店には、老人ばかりが、6人~7人、幽霊がまるで地獄で酒盛りをしているかのように、静かに飲んでいる。
カウンター席の老人が、それじゃ帰ると、これまた老女ママへ告げて、
3人分の席を空けてくれる。

この夜は弟といとこと、
3人で飲もうと、横浜駅近くのファミレスで安ワインをしこたま飲んで、ジジイの弟と自分は、もうかなり出来上がった。が、まだ現役で県立高校の事務長のいとこは、酩酊の素振りも見せずに元気。野毛で知っている店があるからと誘ってくる。
このパターンは、泥酔とひどい二日酔いが必ずついてくるのを知っていながら、アルコールの勢いで、行こうとなる。

30年ほど前からのなじみの店だと言いながら、いとこは、例のボトルを出してとママへ。ウイスキーが半分ほど残るサントリーの角瓶が登場。ママは「後ろの壁を観て、画家の柳原良平さんが、よく飲みにきていて、描いてくれた」と自慢げ。柳原良平と言えば、壽屋(現・サントリー)に入社して、同社宣伝部で開高健、山口瞳と宣伝活動をしていたのは良く知られている。晩年は、横浜に住んで、港や船の漫画を描いていたと。トリスウイスキーの
CMキャラクターのアンクルトリスの生みの親。背の小さいじいさんのアンクルトリスが、酔って顔を赤くするのを、TVの宣伝でよく見た。高度成長の時代に仕事を終えるとウイスキーを、ストレートでぐっと飲んでみたいなあ~と思わせた。

サントリーのウイスキーは、数種類ある。ただ酔っぱらえばよくて、お安いレッドは、学生時代の若い時。角瓶は、父親が旨そうに飲んでいて、あんなお酒が飲めればいいなと憧れのお酒。その上のランクのオールドは、一人前にお金が稼げた時に、たまに飲む高級なお酒。

バーの壁の絵は、船だが、ふと、こりゃアルタミラの洞窟絵みたいだなあと。アルタミラ洞窟は、スペイン北部にある洞窟で、洞窟内にはおよそ
200万年前に始まったと言われる旧石器時代の末期に描かれた洞窟壁画が有名。
このバーはまさか
200万年とは言わないにしても、半世紀ほども営業していて、老人が集う、これやあ~もう世界遺産だろうと。角瓶を飲み干して、店を出ると、足元がふらつき、弟の腕にしがみつきタクシー乗り場までよろよろと。当然、翌日は倦怠感、頭痛の激しい二日酔い。もう、いとことの2次会には付き合うまいと決意するのだが。

 

2017.03.23

なにやらわからないアルゴリズム

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ネットで「肩こり」と検索すると、「幽霊が原因のことも~」というあまりにも非科学的な記事が出てきたという。

いい加減で問題のある医療情報を載せていたとして、このサイト運営会社は、反省、お詫びして記事を非公開とした。他のサイトも同様だが、サイト運営会社は多くの人に読んでもらえるよう仕掛けをしている。

欲しい本や
CDを注文し、旅行先や病気などの健康のことを調べるのに、たいへん便利なので、サイトの検索欄へ簡単にポ単語を、ポンと入れる。すぐにポンと返ってくる。その答えははたして本当なのか。これは眉に唾をつけて読まなきゃなんないだろう。そして他人の話を聴くなど、便利なネット情報だけに頼らないこと。

検索した結果をランク付けして、上位から並べる検索システムで9割のシェアを握っているのがグーグル。グーグルのガイドラインに反する不適切なやり方で検索しやすいように誘導したサイトの順位を強制的に下げるペナルティを課したよう。
また検索結果の順位を決めるアルゴリズム(情報処理の手順)を変えたと。ただし内容は発表していないので不透明。グーグルは「ユーザーにとって有益であること」だけ述べている。これも先端
iT企業としては、分かりにくく、旧時代の閉鎖性といえる。

鶴見区の障害福祉の集まりの世話役をしている。この集まりに、できるだけ多くの人に加わってほしいので、
PRのためHPを作る話しが持ちあがる。ジジ、ババばかりの世話役のなかで、すこしだけPCが出来る希少動物の自分に、お鉢がまわってくる。
専門業者に頼むお金はないし、自分で作るとき必要な
HTMLのプログラミングなぞの専門知識は皆無で、いまさら勉強しようとも思わないので、無料ホームページサービス(WIX)に挑戦。作業はウエッブブラウザ上で行うが、なかなか苦戦。背景、画像、文字の入れ方は分かるが、例えばボタンを押すと、新しいページを表示することが出来ない。ついに解説書を買うしかないと、「かんたんHP作成」を入手し、そろそろ完成間近となる。

グーグルが求める「ユーザーにとって有益であること」の条件はクリアしているが、なにやらわからないアルゴリズムにどこまで適合しているかは分からない。
この
HPには、障害福祉に関心のある人だけお寄りいただければよく、不特定多数の人にアクセスしてもらおうとは思わない。決して検索上位を求めてはいない。

 

 

 

 

 

2017.03.20

きたせんが キタ!

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キリンの生麦工場は、入口が京浜第一国道(国道15号線)に面していて、ビール造りの見学とビアレストランで出来たてのビールが飲める。

春のお彼岸の墓参りへ、愛車(ロードバイク)で、新子安にある墓前に供える花を京急生麦駅近くの花屋で買い、キリンの生麦工場前に差し掛かる。
高速・横浜北線の巨大な高架が、工場の入口を覆いつくし、空を覆い隠すコンクリートの塊に押しつぶされそう。醜悪な景色。高架下には、「きたせんが キタ!横浜北線 (横羽線から第
3京浜) 2017.3.18.開通」看板。

この横浜北線は、ほとんど地下を走るが、わが家の近くのこんもりした緑が一杯の森が全て削り取られ、道路が地上に現れて‘馬場入口’インターチェンジとなる。この森は「馬場綿内谷(ばばわたうちやと)遺跡」といって旧石器時代、縄文・古墳・平安・江戸時代の遺跡ある。この人類の貴重な遺産が、そのまま保存されないで、これまた全て掘り出されて、あとはコンクリートの巨大な建造物が覆いつくしてしまった。これまた醜悪の極み。

新横浜を起点に、横浜港や羽田空港へのアクセスが10分短縮されると。総事業費は
3980億円と。事業は首都高、横浜市が進めたようだが、いずれにしろ公費(税金)が投入されているのだろう。わずか10分短縮のために、大切な遺跡、景観を、大金を費やし、分厚いコンクリートで蹂躙してしまうのが、いいのだろうか。
多くの人の意見は、便利さ、効率さから、良いとするのだろうが、頑固なジジイは、異論を唱えたいなあ~ 

多くの人の意見といえば、天皇の退位について、あまり関心はないが、お歳だからお辞めになられたほうが良いとの声が、多い。これに異論を唱える天皇制を研究する政治学者原 武史。
318日朝日新聞で、「天皇が退位のお気持ちを示されてから政治が動き法案を出すことは、天皇が政治に影響を及ぼし、それを社会が当然のように受け入れることに疑問」
を呈している。「政府が天皇の内意をくみ取り、自発的に動いていればよかった」と。
たしかに、天皇がビデオで辞めたいと発言されたときに、頑固なジジイがまず感じたのは、なぜ、ご自分で表明しなくちゃなんなかったのか、どうして政府があらかじめ天皇の意向を確認しなかったんだろうか、政治の怠慢じゃないか、だった。

政治学者原 武史のように異論を出すことは、大切だなあ~ ‘キタ!横浜北線’じゃない、横浜北線は来なくても良いのだが。

 

2017.03.17

ミアとセバスチャンのテーマ

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今年のアカデミー賞・作品賞を受賞しそこなったミュージカル映画「ラ、ラ、ランド」は、ロスアンジェルスを舞台にした若い二人の恋物語。

LAはロスアンジェルスの略称。「La La Land」のタイトルは、夢みたいな現実離れした場所とロスアンジェルスのLAの両方を意味していると。宇崎竜童の「港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカ」と、同じようなものかなあ~ まさか。

川崎ラゾーナの映画館で、「ラ、ラ、ランド」を観る。病院で2ヶ月に一回の検診で結果は異状なく、ホッとし、さーて昼からはお愉しみだあ~と、川崎駅まで出る。
通常、シニア―チケットは、1,100円だが、
IMAXとやらで、高画質、高音質が楽しめるからと1,500円と。
劇場内は20人ほどの観客だけ。前の方の席を券売機で指定すると、横長のスクリーンを見上げ、首を左右にふるほどで、失敗したあ~と。売

れない女優ミア(エマ・ストーン)と売れないジャズ・ピアニスト・セバスチャン(ライアン・ゴズリング)の恋と破局のミュージカル。舞台はロスアンジェルス。2人はロスの渋滞する高速道路上の車で、追い越す出会いから始まって、ミアはジャズバーでピアノを弾くセバスチャンと偶然の再会。この時セバスチャンの弾く曲「ミアとセバスチャンのテーマ」が静かなメロディが、切なく胸を打つ。

夜のネオンが霞んで瞬くロスアンゼェルスの街を見下ろす、高台のグリフィス公園での2人のデート。公園にあるグリフィス天文台は、半世紀前の映画では、ジェームスディーンの「理由なき反抗」の舞台となっていた。
2人は、ここのプラネタリュームの星座の中を、踊りながら、歌いながら静かに舞い上がっていく。古い映画館でのデートは、映画「理由なき反抗」を観ながら、座席で
2人はそっと手を握りあうという古典的な愛の表現。今の若者はこんなことするかなあ~ 
上映2時間はジジイにとっても楽しい夢の中に誘ってくれる。

監督は、まだ若い30代のデイミアン・チャゼル監督で、前作はジャズドラマー志望の青年としごきまわる音楽学院の先生とを描いた「セッション」で一躍注目を集めた。しごきまわる音楽学院の先生役だった
JK・シモンズもジャズバーの支配人として2シーンで登場。ジャズ・ピアニスト・セバスチャンが来客に受ける曲を弾かないため、首だあ~と叫ぶ迫力には、さすが名バイブレイヤー(助演者)と思わせる。

セバスチャンの弾くピアノの「ミアとセバスチャンのテーマ」曲が、今でも、ときおり耳の中で鳴っている。

2017.03.14

レジのおばさん

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スーパーのレジ係のおばさんが、お金を支払う時に、いらっしゃいませと頭を下げ、にっこりとほほ笑んで、ありがとうと言われると、それは当たり前の接客だとはいえ、ホッとする。

反射神経の鈍麻した、こちらジジイは、もたもたと財布の中を探って、お札や小銭の一円玉を、やっと探し出し、清算トレーへ置くと、「これじゃ足らない!」など叫ぶおばさんのスーパーへは二度と行かない。

家の料理に使う果物、野菜、肉などの日常食品や雑貨は、家人と分担して、スーパーへ出向いて買う。自宅から歩いて行けるところに3軒のスーパーがある。それぞれ買い終わった後のレジの支払方法が異なる。
A店は、神奈川県内に多くの店舗のある大手で、レジはすべておばさん。マニュアル通りの応対だが、ただ一人、笑顔と礼儀が正しいおばさんがいる。そこのレジには並びたい。
B店は、愛知県が本社の全国展開のスーパーで、最近の店舗改装で、レジでの清算はおばさんが半分、あとの半分が自動精算機で、品物のバーコードをかざして、お金を投入する。自動精算機にお札を何度も入れても、戻ってくるので、はーてなあ~と。大型スーパーだと精算機コーナーを見張っているおばさんが、ジジイがぐずぐずしていると、飛んできて丁寧に操作を教えるのだが、ここは知らんぷり。おずおずと、お札が入らないと申告すると、画面表示の「支払」を押せと、おばさん、不満そう。
C店は、神奈川県が本社で、関東地方に店舗を展開。おばさんがバーコードを通すだけで、清算機にお金を入れるのは全てお客。

人手を省いて、経営効率を上げるのには、今後、おばさんを無くして、自動精算が時代の流れ。ジジイは、今後の流れに逆らわないよう、努力して自動精算機へ向かう。そして、おばさんは、ますますマニュアル通りの接客となるのだろう。
猫用のペットフード袋をレジに持って行くと、‘猫、可愛いわよね、まだ子猫?’などと笑顔で話しかけてくるおばさんは、今はいない。

 

2017.03.11

ミステリアスな女性のように

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花金の週末金曜日の夜は、飲む日と決めていて、家で静かにワインを飲む。

花金は、いまは死語だろうが、会社員の時、翌日が土曜日のお休みなので、安心して飲めるから、勤務先の東京・池袋の夫婦
2人でやっている小さな居酒屋へよく行った。寡黙なおやじが時間をかけて作るギンダラの粕漬けを肴に、当時はもっぱら日本酒のお燗だった。が、今はワイン党に変身。

村上春樹の新作「騎士団長殺し」の第1部を、サラリーマンがまじめに毎日せっせと通勤するように、毎晩寝しなに少しずつ読み続け、そろそろ読み終わりそう。
そのなかで、いかにもワインが美味しそうに表現されている。‘ボルドーの赤ワインは、ミステリアスな女性のように’と。

「騎士団長殺し」の第1部は、海が見える神奈川県・小田原の山の上の一軒家を舞台に、なにやらミステリアス展開が始まる。離婚したての36歳の画家の主人公と白髪中年の54歳のおやじが、山の上の一軒家に、それぞれ一人で住んでいて、肖像画を描くところから交流が始まる。ハルキ作品には定番の音楽、料理、服装、華麗な比喩が、一杯ちりばめられていて、いつものように作品にのめり込ませてくれる。

例えば、主人公が肖像画の完成祝いの食事に招かれ、白髪中年の男の一軒家での居間の場面。『~シューベルトの弦楽四重奏曲
D804が流れる。白髪中年は主人公に、何かカクテルは?と。‘バラライカ’と注文。ポニーテールの青年がお酒、料理を運ぶ。シャンパン→オードブル→白ワイン→サラダ→ウミガメのスープ→魚料理はアンコウ→鹿肉のステーキ。ポニーテールの青年が赤ワインを注いでくれた。一時間ほど前にボトルをあけて、デキャンターに移しておいたのだと。空気が上手く入って、ちょうど飲み頃になっているはずです。空気のことは良くわからないが、ずいぶん味わい深いワインだった。最初に舌に触れた時と、口の中にしっかり含んだ際と、それを飲み下したときの味がすべてそれぞれ違う。まるで角度や光線によって美しさの傾向が微妙に違って見えるミステリアスな女性のように、そして後味が心地よく残る。ボルドーです。~』こんな赤ワインを飲んでみたい。

花金に呑むワインは、冷蔵庫から取りだすと、空気の入り具合はお構いなしに、すぐグラスに注ぐ、ぐっと飲むのだが、舌に触れ、口の中に含んで、飲み下した時、に味わいになんの変化もない、スーパーの安ワインだ。「騎士団長殺し」の第2部を買いに行こう。

 

 

2017.03.08

オリーブのあめ玉

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老人と子供は‘あめ玉’が好きだ。愛車でミニサイクリング、テニス、福祉団体の打合せ、の時など、疲れをとったり、場をなごやかにしたりするのに、よく‘あめ玉’をなめる。

ショルダーバックに、台所のお菓子箱から5、6粒の‘あめ玉’を放り込む。
義父(家人の父)の
7回忌に埼玉所沢の霊園へ行く。東横線の横浜・菊名駅から埼玉の小手指行きに乗ると、所沢駅まで乗り換えなしの一本で。
この路線は、会社員の時には無く、渋谷乗り換えで池袋の会社までの通勤でかなり体力を消耗したもの。

菊名駅からジジ、ババが乗り込むと、優先席の娘さんがサーッと立って席を譲ってくれる。所沢までは
1時間、もはやためらわず、お礼を云って座る。
霊園の最寄りの航空公園駅に降り、バス停へ向かうと、義姉(家人の姉)と姪(娘)がいて、お互い法事以外に会わないので、数年振りのご挨拶。
漫画のポパイの恋人オリーブ似の姪は、細身の家人をバレリーナ―みたいだと褒めるが、家人はアラフォーの姪の方がバレリーナ―のようと。

亡義父のおかげだろうか、晴天で暖かな陽気の霊園には、親族15名程が集まる。
皆が数年振りの顔合わせなのだが、間もなく読経が始まるのでと、軽い会釈を交わすだけで、あたふたと集会所へ。お墓参りをして1時間ほどで終える。
法事の後の会食(お斎)の予定はないと、あらかじめ聞いているので、皆はパラパラと帰途に就く。

義姉(家人の姉)とオリーブの姪(娘)と4人一緒に、航空公園駅より電車に乗る。オリーブはバッグの中から‘あめ玉’を取りだして、ジジ、ババへ配る。‘あめ玉’をなめながら、オリーブと会うのは久しぶりなので、ジジは、モラル・ハラスメントになりかねない質問をついしてしまう。
いまどこに住んでいるの?どんな仕事をしているのか?結婚したのか?ジジのまったくぶしつけで陳腐な問いかけに、オリーブは困惑することもなく、にっこり笑って素直に答えてくれるのは、親戚の親しさと、‘あめ玉’の場をなごやかしてくれる甘さとのせいだろう。

このオリーブの‘あめ玉’のように、法事の後の会食(お斎)が開かれれば、久しく合わない親戚と親しくお話しが出来ただろうに、ちょっぴり残念。

 

 

2017.03.05

公人か私人か

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国有地売買の不正疑惑について、「昭恵・首相夫人・私人なの?」との見出しの記事が、朝日新聞(3/3)に載っていた。

首相は、学校とのかかわりを「妻は私人だから、問題ない」と、公人じゃないから問題ないのだと、否定。大阪の国有地を評価額の14%の
1億ほどの、格安で買った学校の名誉校長になっていた首相夫人。

公人か私人か?記事には政治評論家の小林吉弥さんのコメントが。この政治評論家は、以前からの長年のフアン。若いとき、田中角栄の研究から評論家活動をスタート。長い評論家活動の深い経験に裏打ちされた、いぶし銀の評論に、いつもぐっと、ひきつけられる。
『首相夫人は、行動派と表に出ない人に分れる。昭恵氏は活発なタイプ。外遊の際などにはっきりものが言えるのは外交的によいこと。基本的には私人だと思うが、影響力が非常に大きく、名前を利用して白をつけたがる人も多い。歴代の夫人は皆、そうした誘いには慎重だった。』

首相は野党の追及に、「報酬も講演料もまったく受け取っていない」と。しかし学校の会計報告には、‘社会教育費’と支出が書かれている。「学校の教育に対する熱意は素晴らしい」と評価していたのを、コロッと翻して、「理事長は非常にしつこい」、「個人的に会ったことは
1回もない」と。名誉校長へ、いやいや強要されたのだと言って、昭恵夫人は名誉校長を辞める。

尊敬する政治評論家小林吉弥さんだが、これじゃあ、やっぱり夫人は公人だろう、と反論したい。夫人には役人の秘書が
5人つく、夫との外遊には旅費、日当までつく、大阪の学校へ講演に行ったときには、役人の秘書が1名つく、これはどう見ても公の仕事。

首相は‘虚偽答弁’をし、‘都合が悪くなると、前の発言を、いとも簡単にひっくり返し、手のひら返し’をする不誠実さ。防衛相のこじつけ‘スーダンの戦闘’、テロ共謀罪を説明しきれない法相。このいい加減な内閣が倒れないのが不思議。また国有地を、バナナのたたき売りのように売却する役所は、庶民が汗水流しながら何十年もの住宅ローンを返し続けていることを思ってみたことがあるのだろうか。
首相は、4月からまた外遊に行くという。専用機のタラップを夫婦で、お手てつないで上って
く場合か。

 

 

 

 

 

 

2017.03.02

ウォーレン・ビューティかウォーレン・ベイティか

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桜木町駅のガード下の小さなコーヒーショップ(チェーン店)には、横浜みなとみらい方面へ、ミニサイクリングする時に、一休みするのに、店頭に愛車を立てかけて、よく立ち寄る。

『いらっしゃいませ。先に席をお取りになって、ご注文下さい。』とカウンターの娘さんが言うので、店内を見回すと、テーブル席は、ほぼ埋まっているが、カウンター席には、誰もいないので、先にコーヒーを注文。

久しぶりに愛車(ロードバイク)に乗ってみたくて、横浜みなとみらいを突っ切って、野毛の横浜にぎわい座で、4月の立川生志独演会のチケット2枚を手に入れ、にぎわい座の向い側の肉が美味しいと評判の小さな肉屋で、晩のおかずのヒレカツ、そして、にぎわい座の裏の住宅街にある小さなケーキ屋で、ケーキをゲット。

これから帰宅するには、一休みしてからと、コーヒーショップのカウンター席で、コーヒーをブラックですすりながら新聞を広げる。
「米アカデミー賞授賞式・大統領に批評相次ぐ」、「別の作品を謝って発表・スピーチ途中で判明」の記事。アカデミー賞の中継は、家で、つまみ食い風に時々見ていた。大統領に対する批評が、堂々と述べられていた。
司会者が客席のメルリ・ストリープを、「~最も過大評価された女優の一人~、今日の衣装はイヴァンカ(デザイナーのトランプの娘)のを着ているの?~」と紹介。
トランプの大統領就任前に、メルリ・ストリープが、「ハリウッドは、よそ者や外国人であふれている。彼らを追い出せば、アメリカンフットボールと総合格闘技以外、見るものはなくなる」と非難。それに対してトランプは早速ツイッターで反論、「メリル・ストリープは、最も過大評価された女優の一人。大敗したヒラリーの言いなりだ。」とのやり取りがあったのを皮肉った。

映画界が、時の大統領に、真正面から立てつく発言に、米国の民主主義は確かだなあ、と痛快さを感じた。

「作品賞」の発表は、なんと50年前の「俺たちに明日はない」で共演したウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウエイとが、プレゼンター。
2人のプレゼンターは、若かりし頃の面影は1%ほどで、青春の輝きは失せていて、しわしわのジジ、ババ。間違えて渡された封筒を見て受賞作は「ラ・ラ・ランド」と読み上げたのだが、喜びの受賞スピーチ中に、「ムーンライト」が本当の受賞作であることが判明。
この2作の監督は、30代の若い監督だという。ジジ、ババの青春の輝きは、しっかりと若者の作品に受け継がれている。

昔の記憶では、ジジは、‘ウォーレン・ベイティ’と紹介されたが、たしか、‘ウォーレン・ビューティ’だったはずで、ささやかな読み方の違いらしい。作品賞の発表間違いなんて、こんなささやかなもの。
コーヒー店のカウンターも混みあってきた。新聞をとじて店頭の愛車にまたがり、映画「ラ・ラ・ランドと「ムーンライト」を、こんど見に行かなきゃと思いながら、ギコギコとペダルをこぐ。

 

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