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2017.01.31

縄文のKです!

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鶴見駅前の養老乃瀧で、福祉団体のボランティアのジジイ仲間、7人と新年会。

『縄文の
Kです。縄文文化のすばらしさを伝える活動をしている。横浜の鶴見区の高台は、縄文時代の遺跡や貝塚が広い範囲で出土している。青森県の三内丸山遺跡(今から約5500年前~4000年前の縄文時代の集落跡)に匹敵する集落が、この地元の鶴見にあった。~』と自己紹介をしてくれたのは、自称‘市井の一縄文文学啓蒙家’のK氏。

K氏は昨年秋の福祉団体の勉強会に夫婦で参加し、面識になり、この新年会での仲間との飲み会には初参加。ご自宅へ参加の打診の電話ですると、まず「縄文のKです」と名乗る。

皆の自己紹介は、近況が中心で家族や趣味のありきたりの話が大半だが、
K氏の話には、ロマンが一杯。
はるかな過去へ向かうタイムマシンに乗せられて、今から3,000年前に
1万年続いた縄文時代へさかのぼらせてくれる。地元の県立三ツ池公園で「縄文人になろう会」を立ち上げ、最近では、活動をまとめた「ジャズる縄文人」の著作を発表。

K氏は鶴見で生まれ育ち、若い頃から養老乃瀧の店は、ずーっと変わらずこの場所にあると、地元に詳しい。養老乃瀧で、まだ日が明るい16時からリーズナブルな飲み放題コースで、皆は酔い始め、トランプやら福祉団体の世話役の若返りやらをグダグダ話す。
隣席の
K氏は、杯を重ねるが、いささかも酔った様子はなく、毅然として、ポケットから取りだしたスマホ画面にWikipediaで「下末吉海進」を出す。
いまから約
125000年前の地球温暖化の時代に、日本各地の平野部に海が大規模に進入した。それを海進といい、今の鶴見区の高台下まで海が来ていた。その高台に住んでいた縄文人は、自然と共存、資源をとりすぎず、争わない未曽有の平和文明を築いていた。

スマホの待ち受け画面には、ジャズのサックス奏者ジョン・コルトレーンが。青春時代にコルトレーンの演奏を聞いて電流が流れるような感動からジャズの虜になったと。縄文人の狩猟、採集、漁労作業そのものがジャズ演奏だと。
K氏から、どういうきっかけでジャズと出会ったかと聞かれ、よい音が聴けるというスーパーオーディオ機器を買い、それに対応したピアノトリオのジャズを聴き始めてからと。
酔ったせいか、あのおー、えーとで、ジャズ・ピアニストの名前が出てこない。

二次会を終えて、店の前で別れる。千鳥足で歩き始めて振り返ると、
K氏はゆっくりと歩いて、暗闇に消えて行った。縄文人のように。しばらくして、最初にジャズに熱中したのはピアノのビル・エバンスだったと思い出す。

 

 

 

 

 

2017.01.28

トランプの傲慢

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「あなたはだめだ!あなたの組織はひどい!黙りなさい!あちらの人が質問しているんだ!礼儀をわきまえなさい!」とトランプは、大統領就任前の記者会見で叫ぶ。


質問をしようとする米
CNNの政治担当記者に高圧的な暴言を吐く。さらに質問をさせろと迫る記者に、「黙れ!あんたの記事はでたらめだ!」と不都合な質問を拒否するのは、傲慢そのもの。

会社員時代の若い時に、営業の責任者で、‘天皇’といわれた人に仕えたことがある。トランプ大統領の傲慢さに、この‘天皇’の記憶がよみがえる。営業成績を上げるためには、部下を激しくしかり、会議などでも机をたたき恫喝し、他人の発言に聞く耳を持たない。少しも異論を許さないから、部下はいつもびくびくし、お地蔵様のように沈黙。
当時の米国は、産業界は隆盛を極めていて、世界の一の経済大国。‘天皇’は米国へ出張すると、帰国後は、すっかり米国かぶれ。米国では週単位で仕事をしているから、品質管理を営業も行っているから、わが社も導入せよと、高圧的に、部下に丸投げ。思いつきだから組織で取り組むことはなく、実現したためしがない。それでも高度成長時には、なんとか成績が上がったのだが。

しかしトランプ大統領の就任演説には、特に過激で高圧的な印象は受けなかった。世界の全体を動かす思想、哲学が皆無だったが、中身は当たり前のこと。
こんなことを言っているんだろう。『米国が、今までうまくいかなかったのは、政治家は栄えたが、国民に仕事はなく、工場は閉鎖され、富はかたより、外国を富ませ、産業は荒廃し衰退したこと。行動を起こさず、問題に対応しようとしない政治家が問題だった。これからの米国は、米国第一、保護主義こそが偉大な繁栄と強さにつながる。雇用を、国境を、富を、夢を取り戻す。米国を再び豊かに、誇り高い、安全で、偉大な国にする。』

感じること。米国は、そんなにも問題を抱えているのか、もう強国ではなくなったんだあ~、これからは、企業家が利益を第一に追及するように、自分のことだけを中心にするんだあ~と。それなら日本も、そうしなきゃあ~と。米軍が日本守らなきゃあ、日本は防衛費を増額するという短絡思考の悪乗りではなく、自分で考える良いチャンスだあ~と。

その後の会社の‘天皇’は、得意な営業から製造部門へ左遷され、傲慢さは通じることはなく、不遇のうちに勤めを終えた。

 

2017.01.25

バスがダメなら飛行機があるさ

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錦織対フェデラーの戦いは、技のフェデラーが圧勝。ケガから復帰のフェデラーは、35歳。もう全盛期は過ぎて、力が落ちているから、錦織は勝だろうと。

が、違った。フェデラーは力の抜けたショットで、蝶のように舞う華麗な動きに衰えはなく、後半失速するだろうと思われたが、最後まで涼しい顔で、コートを軽やかに走る。やっぱりレジェンドだあ~。
全豪テニスでの錦織の戦は、準々決勝(
8強)に進めずに終わった。ジョコビッチ、マレーが敗れる波乱の全豪で、錦織は優勝のチャンスだったのだが。

残念ながら、テニス仲間の
N女子の危惧が、ズバリ当たった。「錦織は、いつも、いいところまで行くが、ひ弱だあ~、腰が痛いの、足が痛いので、優勝できない。大相撲の稀勢の里と一緒で、力はあるけど上位戦となると負ける。この全豪でも、体力が持つだろうか」と。

初場所で稀勢の里は、2横綱の欠場のチャンスを生かして、優勝し横綱になる。脚本家で元横綱審議委員の内館牧子さんは、稀勢の里に、「何度乗り遅れてもダイジョ―ブ」とエールを送っていた。期待外れの稀勢の里に、「バスがダメなら飛行機があるさ」と思って見ていたと。何を遣ってもダメな30歳の会社員時代に、社長から、この言葉を聞いて、そうか、何台のものバスに乗り遅れようと飛行機があるわ、飛行機が来た時、乗り遅れないように準備しようと思ったと。そう錦織よ、飛行機が来るんだぞ。

そしてもう一人のレジェンド、30歳のナダルもケガから復帰し、若手の新鋭19歳ズべレフと死闘を演じ、コートに汗を滴らせるほど、消耗しながら勝った。全豪で注目していたバグダディス、モンフィスはナダルに敗れた。ひいきのティームも準々決勝へ進めなかった。
さあ~8強になったフェデラーとナダルが、決勝でレジェンド対決となるのだろうか。これから錦織もレジェンドになれるぞ。

 

 

2017.01.22

生存確認を超えた新年会

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昔の会社の仲間や古い友人との年賀状のやりとりは、ジジイにとってはお互いの‘生存確認’みたいなもの。

東京の馬込中学の同級生が集まって、大森平和島の甘酒稲荷神社前の小さなすし屋で、新年会をやる。年に一回か二回、たまに集まるのは、いつもの同級生メンバー6名で、これも、お互い顔を合わせ、たわいのない話をしながらお酒を飲むのも、‘生存確認’みたいなもの。

今回の幹事
Tは、この平和島界隈の自治会の世話役で、地元の商店街を盛り立てようと、このすし屋を選び、地元の美人を連れてきたとよと、3名のアラフォーおねえさんが加わり、場が華やぐ。
3名のアラフォーは、むかし自分達の子供が、平和島のヨットスクールで、幹事
Tから指導を受けたことに恩義を感じていて、いつものメンバー6名が集まる時には、ジジイ連中を相手に嫌な顔もしないで出てきてくれる。

幹事
Tは、永らくガンを患っていたが、昨年末の検査でがん細胞が奇跡的に消え、お酒が飲めるようになった。寄せ鍋をつつきながら、ぬるめの日本酒で、ほんのり頬を赤く染める。

政治評論家
Kは、田中角栄を、その生前から、ずーっとリスペクトしていて、角栄から学んだ政治をベースに政治評論活動をしている。忙しい忙しいと言いながら背広にネクタイの現役スタイルで、定刻を遅れて到着。夕刊誌や地方での政局講演やTV出演などで活躍しているが、最近は、ほとんど本を出していないので、「政治向きの本なんかを出さないの?」と尋ねると、「君は、年賀状を見ていなのか。」と、とがめられる。
正月は酩酊状態が続いて年賀状はみても、内容はおぼろ。今はなぜだか角栄ブームで、角栄本が多く出版されている。昔、何冊も出した角栄本の増補版に手を入れたたり、書下ろし、などで食事もゆっくりとれないほど忙しいと言いながら、仕事をしているぞーとばかりの充実した表情。

たわいのない話の中で、高齢者の自動車事故の話が出たので、ネットで読んだ川柳を披露してみた。若者と年寄りの運転の違いは‘道路で暴走するのが18歳、道路を逆走するのが81歳’と。ジジイ連中には全く受けず、アラフォーおねえさんだけが笑ってくれる。‘恋に溺れるのが18歳、風呂でおぼれるのが81歳’も披露しようと思ったが、止めにする。

今年の新年会は、幹事
Tの快気のお祝いと、政治評論家Kの慰労の会とで‘生存確認’を超えた宴となる。
最後に出された握りずしは、ブリ握りを一個味わうだけで、残念、もう満腹でお開きに。

店をはじめて40年になるというすし屋のおばあさんとその息子の
2代目に見送られて外へ出ると、そこは薄暗い小さな甘酒稲荷神社の前。咳の病に霊験があると言われ、平癒した後に甘酒を奉納されていたことから、甘酒稲荷と称されるようになったと。終戦の年、昭和20年4月15日の戦災で焼失、昭和34年3月(1959年)今上天皇の皇太子時のご成婚記念で再建、8月完工と案内板に記されている。

いつものように、皆は二次会のカラオケへ繰り出す。平和島駅へ向かう、歌わない自分を、小さな甘酒稲荷神社のお稲荷さん(きつね)が見送ってくれていた。

 

 

2017.01.19

稀勢の里と錦織

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我が子が、少年野球のバッターボックスに立ったとき、バットを構える姿が愛おしく、涙が出そうだった。

球がバットに当たるのだろうか、ヒットを打てるのだろうか、身体に球が当たらないだろうか、ひやひやしていたもの。錦織の試合で、点をとられるたびに、少年野球の我が子を見た時のように、ひやひやして、負けちゃうんではないかと心配する。

テニスの4大大会(全豪、全仏、全英、全米)の最初の全豪が、気温
30度を超える真夏のメルボルンで始まった。錦織は、「ことしは、世界のトップになりたいと」と2017年の初めに宣言。世界ランク5位の錦織は、ほとんど格下の選手と戦うのだが、これがまた力は紙一重の差で、簡単には勝てない。

第1回戦はクズネッオフ(ロシア)にてこずり3時間半のフルセットで辛くも勝つ。次の第2戦はシャルディ(フランス)に、これは3セットのストレート勝ち。
明日の第3戦はラッコ(スロバキア)と。なにしろ一日おきに試合だから、暑さと体力の消耗との戦いで、強靭なスタミナ、体力がないと勝ち進めない。
テニス仲間の
N女子は、錦織について、「いつも、いいところまで行くが、ひ弱だあ~、腰が痛いの、足が痛いので、優勝できない。大相撲の稀勢の里と一緒で、力はあるけど上位戦となると負ける。この全豪でも、体力が持つだろうか」と危惧している。

このあと、第4戦に勝って、第5戦(8強・準々決勝)で、初めて自分よりランク上位のマレー(世界1位)と戦う。錦織は、「ジョコビッチ(世界2位)は、どう攻めていいか分からないが、マレーとは戦える」とコメントしている。少年野球の我が子が、外野で、飛んでくるボールを取れるかどうか、ひやひやするが、やっぱり走り回る姿を見たいと出かけて行ったもの。ひやひやしながら錦織を観たい。
初場所は、稀勢の里が今のところ1敗で、優勝争いのトップ。今場所こそ初優勝か。錦織も初優勝といきたい。

その他で、楽しみに、注目している3選手。ドミニク・テイ―ム(8位)。バランスのとれたきれいな打ち方をする若手、錦織の好敵手になるだろう。ぼやぼやしていると抜かれる。
ガエル・モンフィス(6位)。疲れ切って、もうだめかと思うと元気を出したりする、どこかおどけた黒人のベテラン。
マルコス・バグダディス(36位)。小国キプロスの英雄、ヒゲずらのベテラン。2006年全豪で、54位のノーシードで勝ち上がり、彗星のようにデブユーして、驚かされた。フェデラーと決勝で戦い準優勝。今宵、ナダルと対戦を見てみたい。
 

2017.01.16

トランプの革命

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カードのトランプゲームでは、ポーカーでも7並べでもババ抜きでも、誰かが最後には勝つ。

20日に米国大統領に就任するトランプは、11日に記者会見を行った。その後、メディアからは、‘異様な会見’、‘政権に早くも影が差す’、‘酒場で相手を一方的にののしる狭量で独善的な人物’、と酷評された。
報道されているトランプの発言から、理屈より感情が勝る、米国一国の利益が最優先で、企業家の利益優先主義を持ち込む、政治の理想、哲学が無い、オバマ大統領と異なる人物だと感じる。

米国の大統領は就任すると、通例、党(民主党共和党)が移行に伴って、スタッフ、官僚もごそっと変わるという。ある評論家は‘合法的な革命’が起きたのだと評す。
今までにない変わった大統領が出現したものと考えて、日本が尻尾を振っても相手にしてくれないものと覚悟し、日本は冷静に理知的に対応するチャンスだろう。
さあー、トランプは大統領として、最後の勝者になれるのだろうか。

トランプが
11日の記者会見で言っていることに、3つほど、こんな感じがした。

『いくつかの報道機関は私をきちんと扱わなかった』
CNNが「ロシアが、トランプがロシア滞在していた時の贈賄や女性問題に関与したとの情報を握っている」という記事を書いたことに不満を爆発させて、CNNの記者の質問を受け付けず、‘黙れ 質問の機会をやらない、偽のニュースを流すから’と。
(感じ)選挙戦でこぞってトランプ批判をしたメディアに対する不信感が強い。ツイッターで一方的に自分お主張を発信しているのと同じで、自分に不都合なことは質問させない強権的、独善的で非民主的。大統領選の予想を外したメディアも反省し、スキャンダラスことではなく、まともな質問をしないさいな。大統領の政治哲学、世界の政治、経済なんかを聞かなきゃ。今後はメディアの鋭さが問われると覚悟しなくちゃ。記者会見で発言を抑えられるなら、ペン、
SNS、を武器に、容赦なく厳しい批判をすればよい。

『日本を名指し、貿易の不均衡是正が必要』
貿易政策について、「悪い取り引きばかりして貿易で多額の損失が出ている。中国や日本、メキシコなど、どの国とも良い取り引きができておらず、貿易の不均衡となっているので貿易赤字の解消をする」と。
(感じ)どの国も黒字にしたのだから、もっともな考え。ただ世界は各国の特徴を生かした製品を売っていて、各国がそれを補いあっている。米国だけが独り勝ちは出来ない仕組みだろう。その仕組みを壊せるとは思わない。米国の貿易赤字の内、中国
49%、日本9%、メキシコ8%、と、日本の比率は少ない。

『史上最多の雇用生み出す大統領になる』
「雇用を生み出していく、史上最も雇用を生み出す大統領になる。米国内で雇用を増やす企業に感謝。工場をメキシコに移転する企業には国境税を」、「製薬産業はさんざんたる状況だ。製薬メーカーは、たくさんの薬を供給しているがかなりの部分をアメリカで作っていない。適切な価格で購入し何十億ドルという費用を支払わずにすむように、薬の価格の引き下げをする」
(感じ)これも至極まともな考え。ただ、これも米国独り勝ちは出来ない。

こんな大統領に核のボタンを預けるのは怖いという日本の政治家の発言があったが、こんな見方しかできない政治家は情けない。それなら北朝鮮、ロシアのトップがもつ核のボタンは怖くないのか。

カードのトランプゲームで、一人勝ちではなく全員が、少しずつ勝てるゲームはないものか。

2017.01.13

年賀状のコメント

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新年は、こんなコメントが書いてある年賀状が来た。

会社で気の合う飲み友達がいたが、在職中の働き盛りの若い時に亡くなってしまった。
その未亡人から。この夫婦の新婚の東京下町の鶯谷のお宅へ出かけ、よくお酒をご馳走になった。子供の頃の自転車の楽しみを思い出し味わおうと意気投合。
この友達のすすめで、ちょっと値段のはる、体形に合わせた特注(オーダーメード)の自転車(ロードバイク)を一緒に買った。
その未亡人から、亡きご主人を偲んだコメント。『~(主人は)前から欲しかった自転車を、結婚後に入社して最初のボーナスの全額をつぎ込んで手に入れました。いつもピカピカで部屋を塞いでおりました。るいがのさんは、いつも乗り廻していて、ロードバイクの正しいお愉しみ方、よろしいことでございます。現在、町内会の副会長を忙しくしております。~』

去年の年賀状には、部屋の自転車を、ようやっと処分したと書かれていたが。未亡人にとっては、亡きご主人と私との接点は、自転車で、それは年賀状を書くたびに思い出す、自然に湧いてくる青春の思い出なのだろう。自転車については、他にこんなコメントの年賀状もあった。『~もう電動機付き自転車にしてるんでは
()』電動機付き!、邪道だあ、とんでもない。自転車は自分の脚でこがなきゃあ。

今後の年賀状のやり取りはお終いとするコメントの年賀状が数通。『~誠に勝手ながら今後は年賀状を差し控えさせていただきたいと思いますのでご容赦くださいます様お願い申し上げます。』そう、年一回の年賀状の交換だけで、ほとんど会うこともないし、もう止めようかなあ。

『~貴殿のブログを楽しみに拝読しております。』毎年、このコメントをいただく。ブログを書く甲斐があります。

『~お蔭さまで元気に80歳を迎えました。問題はこれからです。』福祉ボランティアの仲間で、尊敬申し上げている先輩。80歳にして、まだ課題を見つけて前進しようとされる姿が輝いている。

2017.01.10

75歳以上の高齢者

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かなり前に亡くなった親父の年は、61歳だった。普通の会社の普通のサラリーマンを勤め上げて、60歳の定年後の嘱託になって1年目に、病を得て亡くなった。
年齢的に、すこし早すぎる死だったが、当時の平均寿命からすると、よくあることだったのではないだろうか。
亡父はお酒を飲むだけが、ただ一つの楽しみなだけの、家族のために、愚痴は言わず、黙々と身を粉にして働き、4人の子供を育て上げ、家族に残した遺産はゼロだったが、平凡だが毅然とした老年だった。

当時の呼び方で言えば、60歳を越えると「高齢者」だったのだろう。老年について、「高齢者」は75歳以上で「65歳から74歳は」は准高齢者と呼ぼうと、最近、学会が提言を出した。いままでは65歳以上を高齢者としてきたが、医学的にも65歳から74歳は、心身ともに元気な人が多く、高齢者とするのは時代に合わないからと。

どうも、この高齢者、准高齢者の呼び方は、老人を、どれもこれもあまり価値のないものとして、多数をひとまとめに扱う、年寄り扱いするだけの冷たい響きがある。
元気な人が多いから働けと言っているが、准高齢者は、働こうとしても、仕事がない。せいぜい清掃や工事現場の交通整理、タクシー運転手など。

キャリアカウンセラーの時に学んだ人の一生は、それぞれの年齢により生涯を通じて発達するもの。そしてそれぞれのライフステージに応じて役割があるのだと、だから老人には老人の務めがあるのだという前向き考え方が思い起こされる。

ユング(スイスの精神科)は、人の一生を1日の太陽の信仰になぞらえ、40歳を人生の正午と呼び、人生を日の出から日没までの4つの時期に分けた。少年→成人前期→中年→老年。
エリクソン(アメリカ精神科)は、乳児期→幼児初期→幼児期→学童期→青年期 成人初期 壮年期 老年期。

今は親父の年をはるかに越えて生きてしまったジジイだが、亡父のように平凡だが毅然とした老人として、前向きの暮らしを送っている。
この提言が、一億総括活躍やらで、年寄りでも皆さん働きなさいや、年金、介護の開始年齢を75歳に引き上げる口実に使われるのではないかと危惧している。
国は老人が働ける環境を作ること、老人の社会保障費を減らさないこと、考えるべきだろう。

2017.01.07

愛新覚羅(あいしんかくら)

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「天国に結ぶ恋」というロマンチックな響きのニュースが、子供の頃の胸をドキドキさせた思いがある。

天城山心中といわれ、いまから60年ほど前、学習院大学の男子学生と同級生女子の愛新覚羅慧生(当時
19歳)の2名が、拳銃で頭部を撃ち抜いた状態の死体で発見された事件。
愛新覚羅(あいしんかくら)という耳慣れない名前と、愛新覚羅慧生は、清朝最後の皇帝で、旧満州国の皇帝でもあった愛新覚羅溥儀(清朝の第
12代・宣統帝)の姪であったことが、センセーショナルなニュースだった。

愛新覚羅溥儀(はくぎ)の生涯を描いた映画「ラストエンペラー」では、溥儀をジョン・ローンが演じた。坂本龍一が日本軍人甘粕を演じた。

清朝の最後の皇帝の溥儀は、日本をはじめとする列強の植民地支配に翻弄されるが、その清朝末期の激動の時代を描く浅田次郎の中国近現代ものの小説に、昨年末からはまっている。
学校の日本史で中国の清朝末期は習ったはずだが、人物の名前は思い出すが、どんなことをしたんだっけ~状態で、ほとんど覚えてないが、おなじみの人物が登場して、今そこにいるように描かれる。

皇帝に代わって政治を思うままに操る悪女の西太后、日清戦争の下関講和条約を伊藤博文と結ぶ李鴻章、李鴻章の部下の袁世凱、日本軍が謀殺したとされる馬賊の頭の張作霖、そして愛新覚羅溥儀。

浅田次郎のシリーズは、「蒼穹の昴」→「珍妃(ちんぴ)の井戸」→「中原の虹」まで、すでに読み進む。ただいまは、続編の張作霖の謀殺の真相を描いた「マンチュリアン・リポート」を読んでいる最中。このまた続編の「天子蒙塵」が最近発刊される。

浅田次郎の中国へのリスペクト、その当時の日本帝国主義の卑劣さが、伝わってくる。最後の皇帝の愛新覚羅溥儀が書いた自叙伝「わが半生」(絶版)を読みたくて、アマゾンで検索したところ、中古で販売している。カートに入れて、注文をクリックする。

 

2017.01.04

中大!ガンバレ!

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鶴見中継所で、一区からのタスキを貰って走り出したばかりの2区で、まだ勢いのある選手たちが走って来る。


青学大、早稲田大、神大、東洋大、東海大の5校の選手たちが、団子状態で、沿道の声援が聞こえないかのように、まっすぐ背筋を伸ばして、前方を見ながら、一瞬のうちに走り去る。

花の2区は、勝負の区間で各校がエース級を投入。青学大の一色が先頭にいる。速い外人のいる山梨学院、日大の姿が見えない。

 

正月の箱根駅伝は、青山学院大学が、2位以下をぶっちぎって、圧倒的な優勝を果たす。優勝候補の青学大と激しい競り合いがあるわけじゃなく、せいぜい10位以内のシード権争いが、ちょっぴり面白い程度のものだった。母校の中大が欠場では、応援に力が入らない。

正月2日、箱根駅伝の箱根に向かう往路で、2区を走る選手達を応援するのが、毎年のお定まりの正月行事。鶴見新子安にある父母の眠る菩提寺にお参りしてから、お寺の前の第一京浜沿道で、孫たちと一緒に選手を待つ。

 

中年にさしかった息子が小学生の頃から、毎年、一緒に来て、同じ沿道で、「中央!ガンバレ!」を叫んでいたが、残念、中大が出ていないのは、気の抜けたビールを飲むよう。

ようやっと駅伝が少し分かりかけてきた3歳の孫と、読売新聞販売店から貰った紙の旗を打ち振りながら、全く振り向きもしない選手たちに向かって、大声で「ガンバレ!」と叫べば、中大がいなくても、少し元気が湧いてくる。

 

皆で総持寺へ初詣をして、家でTVの箱根駅伝中継を時々観ながら、酒盛り。息子が持参の吟醸酒を、家人が大車輪で作る料理を肴にいただき、すっかり酩酊。親、子、孫の3代にわたる箱根駅伝の伝統の観戦。来年は、「中大!ガンバレ!」を叫びたい。

2017.01.01

孫のキックバイク

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昨年末の福祉ボランティアの仲間、ジジイ3人とのメールのやり取り。

「今年も後わずかとなりました。年のせいか年末をあまり感じません。如何ですか。」、
「全く最近は年末の感じがしません。いつもの月末です。しかしさっきまで、年賀状でうろうろしていました。年の瀬は仕事です。(この人、まだ現役)」、
そして私は、「年末年始の高揚感はありません。正月に皆が集まり、ワイワイやりながら一杯飲みながら、酔い痴れるのみ。」と。

大晦日に息子が3歳の孫を連れてきて、横浜へ遊びに行こうと誘う。横浜大桟橋の駐車場に車を止め、孫はキックバイクにまたがると、すいすいと山下公園を走り回る。
ベイブリッジをくぐる湾内一周1時間の遊覧船マリンシャトルに乗る。その後、中華街で昼食。ジジイは、孫が
4キロほど走り廻るのに追いつくのに精一杯でへとへとに疲れる。

孫が帰った後は、夜、夫婦
2人と家に居る息子と3人で、スーパーの年越しそばをすすりながら、お互い、この一年、お疲れさまでした、などと挨拶する。

床に入ると近くのお寺の除夜の鐘が鳴り始める。そうすると、2016年も、まあよくやったじゃあないの、と年末らしい充実感が、ちょっぴり湧いてくる。

正月元旦は、快晴。お雑煮を食べながら、おめでとうございます、今年もよろしくなどと挨拶する。分厚い新聞、年賀状を眺めながら、明日の2日は、例年のように親戚のみんなで箱根駅伝2区の応援に出かけよう。

第一京浜を小鹿のように走る去る選手達を見送って、元気を貰った後に、みんなで自宅へ集まり酒盛り。また新しい年が始まる。ジジイだが、孫がキックバイクに乗るように元気を出してまいるとしようか。

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