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2016.07.29

そばやのモーニン

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最初に、軽快なジャズ曲「モーニン」が、横浜みなとみらい・ランドマークタワーの小教室に流れる。

7月の「ハマジャズ講座」は、テーマが『アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズの勇者たち』で、10人ほどのジャズフアンの受講生が、流れる曲と高木講師の軽妙な解説に、夏の外の暑さを忘れてうっとり。
「モーニン」はアート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズの代表曲で、1960年代の日本で大ヒットして、都市伝説で「蕎麦屋の出前持ちが、口笛でモーニンを吹いていた」と。

「モーニン」とは、うめく、とか嘆くと言う意味で、人種差別に苦しむ黒人たちの嘆きやうめきを象徴したものと。ドラマーのアート・ブレイキーが率いるジャズ・メッセンジャーズはメンバーがよく変わったが、この「モーニン」で鍵となったのは、新加入したサックス奏者のベニー・ゴルソンで、音楽監督の役割を果たしたと。


トムハンクス主演の映画「ターミナル」は、故国がクーデターのためアメリカのJFK空港に足止めされたトムハンクスが、熱狂的なジャズフアンだった亡父の遺言を果たすため、1日だけ許されたビザでニューヨークへ行く。父の遺言は「必ずニューヨークへ行って、ベニー・ゴルソンのサインを貰え」であった。
トムハンクスがニューヨーク市街のラウンジで演奏するベニー・ゴルソンと対面し、父が持っていた写真にめでたくサイを貰うところが映画のフィナーレだと。

そしてこの写真を撮ったのが、中平穂積という写真家で、新宿でジャズ喫茶を経営していて、そこには村上春樹がよく来ていたなどと高木講師の話しは広がる、広がる。

今朝の新聞の訃報欄に、ジャズプロジューサ―木全 信、78才で亡くなると。著書「ジャズは気楽な旋律」は、木全氏のジャズマンとの交友が書かれていて、ジャズの入門書としても面白く読んだ。
その中で、冒頭に、木全氏はレコード会社の宣伝マンだったが、右も左もわからないジャズのプロジューサ―へ転身する時、ベニー・ゴルソンがお世話になった大恩人だと讃える。

調べるとベニー・ゴルソン、87才で存命。さあー、これからベニー・ゴルソンのテナーサックスを一杯聴いてみよう。

2016.07.26

昼酒でからむ

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昼間からお酒を飲むと酔いのまわりがはやい。その上、他人にからんでしまう。

晴れた土曜日、午後3時頃、横浜駅西口相鉄線入口の近くの居酒屋は、なんでこんなにいるんだろうかというほど、じいさん連中で満席。昔、キャリアカウンセラーの資格をとる勉強仲間だった4人が、横浜高島屋入口で待ち合わせしていて、この店に繰り込む。

仲間のAは、しびれのきた腰の整体に通った後には、この店で昼間の一杯のビールを楽しみにしていると。客は、わずかに若者はいるが、ほぼじいさんだが、接客のおばさんは全員ばあさん。
一緒に勉強した仲間で親しい人が10人ほどいるが、8月頃、暑気払いに皆で集まろうと計画を立てるために集まったのだが、ビールから飲み始め、計画は適当にして、ひたすら喋って、酔う。

いつもの幹事役の会社員Bは、ポケットから万歩計を取りだし、健康のために1日1万歩を歩いている。そしてこの万歩計は、横浜市が40歳以上に無料配布していると。すると、小学校の学童指導をしているCも、俺も貰ったと取りだす。
ビールからワインに替えて昼酒に酔いのまわりが早まったせいか、なにか急に腹立たしくなり、横浜市が40歳とまだ若い人へ福祉予算を使うのは、けしからんと言ったりする。

学童指導Cが、タクシーが増えて経営不振の会社が多いのは小泉改革が悪いからと。いまタクシーはすぐ拾えるし、不愛想な運転手はいなくなったので、消費者にとっては、良いではないかと言ったりする。酔って喋っていても冷めた自分がいて、なんでこんなことに腹を立てるのだろうかと。
こんな風にやり過ごせばいいのに。万歩計、いいじゃない、自分も欲しいなあ~ぐらいで。タクシー、運転手さん、会社は大変だなあ~ぐらいで。

老人の認知症の、初期症状は、置き忘れ(先日、携帯をベンチに忘れる)、名前が出てこない(TVの女優、誰だっけと家人へ尋ねると、家人も、えーと)、怒りっぽくなった、などがあるという。昼間からの酒の酔いより、こんな風に、からみ、いちゃもんつけは、初期認知なんじゃないか。いつものように、酔った翌日は、反省をする。
8月の暑気払いには、人が集まらなくても、最後にはこの4人だけは、必ず飲むのだから、仲良くしなきゃあ~

2016.07.23

前を向いて歩こう

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行きつけの近所の床屋さんから聞いた話し。
いつも髪を切りに来る若者は、いま中大の法科大学院在学で、将来の弁護士を志望。高校生時代には、JR鶴見駅から自宅まで専門書を手に持って読みながら道を歩いていたのは、近所で評判だったと。

歩きながら本を読むのは、昔の二宮金次郎の時代からあるようで、いまのスマホもその流れ。スマホゲーム「ポケモンGO」がアメリカで大ヒットし、日本でも配信され、マスコミで大騒ぎ。
携帯はガラケーで、メールをやるくらいでスマホゲームなどには全く興味はない。バスでも電車でも、みなさんスマホに向かって指を滑らせているので、ふと覗くと、ゲームをやる人が多く、みなさん好きなんだなーと。昔は電車で、新聞でニュースを読みパズルやったように、今のスマホもその流れ。

歩きながら「ポケモンGO」をして他人とぶつかったり、危険な場所に接近したり、不法侵入したりの事故があるという。日本での発売前に、国(官房長官)までが記者会見で注意を促す。官房長官は『~「ポケモンGO」は、公共マナーや安全性にいろいろな懸念を持つ人もいる。ゲームを楽しむ方が安全に行動できるように内閣サイバーセキュリティセンターから、注意喚起をした。スマートフォンを安全に使っていただくために注意点をしっかり守っていただきたい』と。

スマホゲームをやることに、なんの文句はないし、「ポケモンGO」の中身は分からないが、好きなものはやればいい。しかし国がこんな注意をするなんて、余計なお世話だ。
内閣サイバーセキュリティセンターのHPをみると、『~「熱中症を警戒しよう」、「危険な場所には立ち入らない」、「歩きスマホは×ですよ」~』といった危険やマナーに関する注意などがイラストで載っている。

言っていることは、もっともなことだが、子供に説くように、国民をバカとみなすような、こんな当たりまえの常識を、国がお金をかけてやることではなかろう。
内閣サイバーセキュリティセンターの役割は『~IT化する社会で、
ITの重要性が増す。反面、ITに障害が起きた場合には、国民生活や経済活動へ大きな打撃を与える可能性がある。官公庁や企業からの情報流出が発生しており、不正アクセス事案の発生やコンピュータウイルスの蔓延など情報セキュリティに関わる問題への対応をする~』と。この役割に徹すればよいだけ。

こんな初歩的道徳を説くんじゃない。道を歩くときは、前を向いて歩こう!他人を撮る時は、承諾を得よう!の、他人さまに迷惑をかけないよう、マナーを家庭や学校で教育し、メーカーは注意を喚起すればいいだけ。でも、どんなゲームなんだろうか。

2016.07.20

娘を嫁にやる

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娘を嫁にやった親は、こんな気持ちになるのだろうか。
かっての愛車のロードバイク・ルイガノが床屋さんの入口横に置かれている。
いま乗っている愛車のロードレーサー(キャンデール)を手に入れた時に、それまで乗っていたルイガノを、近所の行きつけの床屋さんへプレゼントした。

ルイガノは、女子大生が就職して初めて化粧をしたかのように綺麗になって、新車で立っている。頭頂部は禿げていながら、周辺に残る髪の毛は、いくらジジイになっても伸びて、耳にかかるは、襟足もむさくるしくなるわ、で、この酷暑から、免れようと散髪へ。

髪の毛を刈りながら、床屋さんは『いただいたルイガノは、先日、自転車屋をやっているお客さんに、タイヤ、ブレーキワイヤー、などの部品交換をして貰い、リニューアルしましたよ。今は中学生の息子が、もっぱら横浜みなとみらいや、野毛の図書館へ行くのに楽しんで乗っています。』と。嫁にやった娘が大切にされているかのように、嬉しく、ありがとうと礼を言う。私には息子しかいないので、嫁にやった娘のことは、あくまで想像だが~。

いままでに、6台ほど自転車を乗り換えたが、最初の一台が、神田のアルプスでオーダー・メイドしたランドナーで、大切に10年ほど乗ったあと、会社の同僚にプレゼントした。
神田のアルプスは2007年に閉店したと聞く、残念。
次がブリジストンのユーラシア、その次がミヤタ自転車のスポーツバイク、などなど乗りかえたが、いずれも買い替えの時は、今までの自転車は誰かに譲る。

この近所の床屋さんのように、愛車が、幸せに第二の人生を送っているのを目の当たりにするのは、嬉しいもの。

今の愛車のロードレーサー(キャンデール)は、2年経って4,000㎞と結構走ったものだ。日本列島の北から南までを、はるかに超えた。東海道の東京から大阪の500㎞を4往復したことになる。

2年前にキャノンデールを買う時には、家人へ、自転車で最後の贅沢をさせてほしいと懇願した。もう娘を嫁にやることはなく、誰にもプレゼントすることはなく、第二の人生を見届けることはなく、これが最後の一台として大切に乗ろう。

 

2016.07.17

お盆の落し物

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菩提寺は、7月の新のお盆なので、いつもなら、まだ梅雨のさなかで雨が多いのだが、今年は、ピ―カンの日照りのもう真夏。

30℃を超える炎天下、愛車にまたがり、ギコギコこいで、新子安にある父母の眠る墓参りへ向かう。途中の大口で、TSUTAYAを覗いて、家人が見逃した映画「家族はつらいよ」のDVDは、まだなく、8月3日からレンタル開始を知る。家人は、この映画に出演の吉行和子フアン。

ビッグカメラ・コジマで、お盆にはやって来るだろう3歳の孫が「あっ、トミカだ~!」といつも喜ぶトミカのミニチュア自動車を買う。
新子安駅の近くのスーパー相鉄ローゼンの駐輪場へ愛車を止め、お墓へ供えるお花とアイスクリーム1本を買い、じっとしていても汗が噴き出る暑さにたまらず、駅ビルのベンチでアイスクリームを舐める。

本屋を覗いて、駐輪場へ戻る。ショルダーバックへ入れた携帯電話を取りだそうとすると、なんとバッグの口が開いていて、携帯が無いのに気付き、落としたんだ~と慌てる。
今まで、タクシーで落としたのと、風呂の浴槽に落としたのと
2回失敗があったが、原状回復に大変苦労することが、頭をよぎる。

今日たどってきた道のりを思い起こす。まず、そばの相鉄ローゼンに聞いてみると、無いと。それでは、途中のビックカメラへ電話しようと、相鉄ローゼンの受付に尋ねると、いま公衆電話は1台も置いていないと。落とした自分の携帯へ電話して鳴らせば、拾った人が出るだろうと思ったのだが、それもかなわない。

メールアドレス、電話番号などが失われてしまったのだと思うと、ぞっとする。あるいは、本屋かもしれないと、向かう途中のアイスクリームを食べたベンチを見ると、そこに携帯を発見、ほっとする胸をなでおろす。ショルダーバックのファスナーは、きっちり占めること、携帯を見終わったら、しまうことが教訓。

汗だくでお墓を洗い、焼香を済ませてから、近くのマックでコーヒーを飲み、涼みながら新聞を読む。家人に、落し物をしてしまい、いよいよボケてきたよ~と話すと、そりゃ暑さのせいよ、とフォローしてくれる。
家人は、日傘をどこかに忘れたといって騒いでいたが、マンションの玄関横の共同
郵便ボックスの上に発見。そりゃ暑さのせいだよと、慰めるが、二人そろって焼きが回ったボケ状態には違いない。

 

2016.07.14

黒田になれなくても

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200勝を目指す広島の黒田投手が、巨人戦のマウンドに上った。
ふだん、プロ野球中継は、大リーグの田中投手が登板する時以外は、ほとんど見ない。
41才の頼もしく、感じのいい男、高額年俸を蹴って、恩義のある古巣広島へ復帰のレジェンド黒田を見ない手はないと、時々チャンネルを合わせる。

6回までに巨人に4点取られ、7回にも打ち込まれ1点を追加され5対0。ピッチングコーチが交代のため、マウンドに来ると、汗びっしょりの黒田の顔は冷静で、最後まで、もっと勝負したいのだろう、続投。
しかし、後続に打たれ6点目を取られ降板。マウンドから降りてベンチに向かう姿は、敗者の弱さは微塵もみせず、今日は打たれたけれど、次はやってやるという闘志がうかがえる。
広島打線は0に抑えられて、援護がなかったことにも、自分が点を取られてしまったからと、攻める素振りはうかがえない。

そんな黒田には、絶対なれないなあ~ 月1回の福祉団体の打合せでは、いつも仕事をいっぱい引き受けてきてしまい、それをこなすことを思うと、帰宅し、どっと疲れる。定例の機関誌の記事を集める依頼から、編集、印刷まで全てやる。会員同士の勉強会の企画から資料作りまで全てやる。ホームページを作ろうとなり、その担当となる。

仕事は手分けしてチームワークでやりたいのだが、それを提案すると、10人ほどのジジ、ババの打合せメンバーは、黙って下を向いてしまう。

しかし、自分に出来ることは、なんでもイエスで、引き受けよう、それが他人の少しでもお役に立てればいいし、それが翻って自分のためはなるのだろうと。

若干のストレスを感じながら、仕事をし終えた後のワインは美味しいし、レジェンド黒田にはなれなくても、そこらへんにいるジジイでいいんじゃないか。

2016.07.11

萌えキャラとは

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横浜高島屋から、1か月ほど前に、お中元のカタログが到着。表紙をみて、絵柄が、朝顔と浴衣を着た少女が登場、水色の花と緑の葉っぱが、涼しげ。
おっと、こりゃ、シンプルなイラストで、伝統のデパートとしては、いままでには無い、珍しく現代風だなあ~と。

そのカタログには、昨年のお中元を高島屋へ依頼した時のデータ表(送付先の住所、氏名の一覧)が挟んであって、そこへ贈り物の商品番号を記入できるようになっている。
そろそろ注文しなくちゃ、お盆が終わっちゃうなあと、カタログを取りだす。
毎年、お中元は、長男の嫁の実家、お世話になった友人など、ほんの数件程度贈るだけなのだが、近ごろは、わざわざデパートへ出かけて注文するのも煩わしく、カタログから選ぼうと。

Webで注文できるとなっているので、個人登録を済ませ、送り主までは打ち込むのだが、その先のお届先が、なんど試みても登録できない。
amazonでCDを買う時など、苦労することは、まず無いのだが。
デパートは、このことを見越しているのだろう、データ表へ商品番号を書いて、FAXか郵送で注文できるようになっている。若い人なら、サクサクとWebの注文となるのだろうが、残念、ジジイは、古典的な郵送だあ。

表紙のイラストは、若い人のギフト離れを取り戻すため、これからの時代を担っていく新しい感性を持ったアーティスト(松浦浩之)に制作を依頼したとのことだとか。
北原みのりという作家が、週刊朝日で、このカタログのイラストを見て、また萌えキャラですか、と批判的で、私の周りの女たちは、今年は他社さんで、の声しかないと。
そして、なぜ男たちは、ここにいない少女たちを、執拗に求め続けるのかと。

萌えキャラなどがどういうものか分からないジジイにとっては、少女たちを求めるわけもなく、素直に涼し気で、さっぱりして、心地よいイラストだと思うのだが。

 

2016.07.08

好きな曲を聴きながら

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You Tubuで好きな曲を聴きながら、パソコンでメールやブログを書いたりするは気楽でいい。

好きなジャズ・ピアニストの「ミッシェル・ペトロチアーニ」と検索欄へ打ち込み、曲を選ぶと、突然、ふやけ顔の老年男が登場して、こう叫び始める。
『日本はいま前進しています。雇用も所得も全国で大きく改善しています。止めてはいけない、この流れを。前進か、後退か、停滞したあの時代に後戻りはさせてはならない。私は結果を出しています。この道を力強く前に。〇〇党』

見たくも無い、聞きたくもない参院選の広告をスキップし、消そうとも、操作キーが見当たらず、全部聞いてしまう羽目に。
おいおい、あんたの言うことは、ホントかいなあと。自信満々に、景気が良くなったというが、その実感は0。労働環境では、非正規の増加、サービス残業、低賃金、首になる不安、が増している。
消費税増のストップで社会保障はどうするか。戦争へ駆り出されないか。沖縄の米軍基地はどうするか。謙虚な反省も微塵もなく、‘私は結果を出しています’と、よく言えたものだ。

今回の選挙は、盛り上がりが欠けている。小池百合子、石田純一の都知事選のほうが盛り上がっているのは、情けない。どぶに落ちた舛添を叩いたと同じで、芸能人人気、ミーハー人気の都知事選で、これまた実体のない選挙だなあ~ まあ、神奈川県在住だから関係ないけど。

参院選は、いかに野党が頼りないとはいえ、与党はNOでしょう。世論調査では、圧倒的に与党の支持が多いのは、いまの老年男でいいということなんだろうが、きっとそのつけは、我々に廻ってくるだけ。

好きなジャズ・シンガーの「サリナ・ジョーンズ」とYou Tubuで検索すると、こんどは、幸い老年男は出ず、広告なしで‘アントニオの歌’が流れてきて、心地よくパソコンのキーボードをたたけた。

2016.07.05

夢を見せてくれて

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錦織がウインブルドンで優勝する夢は、残念、4回戦で消えた。

昼間、尊敬している福祉団体の世話役さんから打合せの電話があり、用件が終わると、『今日の錦織には期待したいね!』と。
ウインブルドンは雨が降ったり、前の試合が伸びたりで、TVの放送予定を見ても、予定がよく変わり、何時ごろやるか分かりにくいので、何時ごろにやるのですかと尋ねる。
『さっきPCでチェックしたら、深夜ではなく夜のゴールデンタイムに土居美咲の後だよ』と答えてくれる。

戦いに臨む前に、コートに登場してきた錦織は、登校拒否の子供が、学校へ嫌々連れてこられたかのように、うつむき、額にしわをよせ、暗い表情。
8強を目指すウインブルドン4回戦は、あごひげを蓄えた2mと長身のチリッチが相手で、2年前の全米決勝で敗れた雪辱を期待。
今までの試合では、表情に元気さがなくとも、力が抜けて、かえって良い結果が出ているから、なんとか勝だろうと。

が、出だしの最初のゲームで、チリッチの4本の高速サーブに、全く反応できず、コート上にたたずむだけで身体を動かせないまま、簡単にゲームを取られる。次に錦織のサービスゲームでは、サーブのスピードが遅く、チリッチのやすやすと返される。
観客は、判官びいきで、チリッチに一方的に圧倒される弱い錦織に拍手で応援する。ここまで観て、家人へ『こりゃダメだ。よほど身体の具合が悪い。負けだ。もう見ない。きっと棄権するよ。』と言って、TVを消す。

翌朝の新聞には、2セットを終えて、錦織がチリッチに歩み寄り、棄権を伝える姿が載っていた。優勝すると思われていた不動の王者、ジョコビッチも敗れた。勝ち進んでいるマレー、フェデラーのいずれかが優勝だろうか。それにしても、一日おきに戦うテニスで勝ち抜いてゆくのには、身体と心がよほど強靭でなければ、優勝できない。錦織、頑張った。夢を見せてくれてありがとう。

2016.07.02

無言の板チョコ

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ウインブルドンの錦織は、 2回戦で仏のベテラン、ベネトーに1セット目を取られて、どうなるかと心配した。が、続く3セットを取って勝つ。

わき腹を痛めているせいか、全力を出していないし、表情に元気さが無い。よく言えば落ち着いて戦っている。格下相手だから、まだ力をためていて、これからだんだんパワーアップするのだろうか。今までの2戦を採点すると70点程度か。

錦織戦の放送は深夜になるので、とても付き合えないので、いつも録画して後で観るのだが、尊敬申し上げている福祉団体の世話役さんは、起きていて深夜まで観たと。
この世話役さんは、福祉団体の勉強会の企画から当日の進行まで、高齢にもかかわらず、すべてをプロデュ―ス。
勉強会の講師役を依頼されていて、朝、新横浜の会場で顔を合わすと、「観た?錦織!」と聞いてきて、錦織が挽回する試合巧者ぶりをたたえる。

あまり寝ておられないのにもかかわらず、夕方まで疲れを見せずに司会を務める。ポケットにチョコレートを忍ばせていて、テニス選手がバナナを食べて回復するように、これを食べると元気になると、バリバリとかじる。
講師として自分の担当するテーマは、なんとか喋れたのだが、午後になっての演習の進行やアドバイス役になると、声は出ないは、内容は無いは、で、なんだか疲れ果て、へろへろ状態。採点するなら60点程度。

夜、帰宅して安ワインを飲みながら、家人に、「勉強会の務めが終わってほっとしている。しかし演習のプリント文字を間違えたり、声が出なかったり、俺も焼きが回ってきた。他の人へバトンタッチの潮時かも。」と言う。家人は冷蔵庫から冷えた板チョコを、つまみにと無言で渡してくる。

さあー、錦織は3回戦の同年代のクズネツォフとどう戦うか。

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