ヒヤシンス
昨年末に家人が、小さな鉢植えのヒヤシンスの球根を買ってきた。3つの球根から葉がのびて、その間に青い蕾をつけているだけだった。
暖かい日差しがあるときは、ベランダに出して水やりをして、夜になると取り込んで室内のリビングに置いていた。ここにきて、一気に3つの花が開いて良い香りを漂わせ始めた。
ヒヤシンスの隣に置いてある小さな鉢植えのシクラメンは、年末の散歩の途中、ホームセンターの園芸コーナーで見つけ、新年を迎えるのに室内に置くといいだろうと衝動的に買ってしまったもの。こちらは、最初から開花していて、もう1ヶ月程たつが、しおれず、ほのかな香りを出している。
両方とも地中海沿岸地域が原産地だというが、ヒヤシンスにはギリシャ神話のドラマがある。アポロン〈太陽神は〉は子供、植物が好きでヒアキントスという美少年と円盤投げで遊んでいる時、投げた円盤がヒアキントスの頭にあたり死んでしまう。それは、同じようにヒアキントスを愛していて拒絶された風の神ゼピュロスが嫉妬に狂って、アポロンの投げた円盤がヒアキントスにあたるよう風を操作したからだという。
その時、ヒュアキントスの頭部から流れた血から、花が咲きヒヤシンスの名がついたという。シクラメンには、とりたてて語るべきドラマは無さそう。かあちゃんのヒアシンスと、とおちゃんのシクラメンは、いずれも小さな鉢植えで、寒い中、いい香りを放ちながら、静かに咲き誇っている。










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